第5回
「鼻兎(小林賢太郎) との歴史
」
TICA
このストラップからわたしと鼻兎のビーズの歴史が始まります
糸と針で創るビーズステッチの限界を感じ、当時ヤフオクで1300円で売っていたビーズ織り機を買ってビーズ織りを始めました
そして、小林賢太郎のオリジナルグッズを創り続けました
ただ悲しいかな、わたしはお裁縫が徹底的に出来ないので、作品にするには協力が必要でした
ポツネンポーチ(あややさん)
ポツネンペンケース(すみちゃん)
織りを習う前なので、大きい作品になるとこんなに汚い織りでした
ラーメンズバッグ(keiさん)
賢太郎携帯ケース(すみちゃん)
このキャラクターは小林賢太郎が自分をモデルにした「鼻兎」です
このころはプラバンも創って取り付けていました
無印のバッグに袋状の窓だけつけてもらったこともありました
そして、人様に迷惑をかけるお裁縫を諦め、アイテムに頼ることにしました
パンチングバッグに縫いつけ
「顔」を創りたくて挑戦したけれど、完成はならず
ここまでは2007年から2008年に独学で織ったものです
さすがにもう無理と思い、都立大学の教室に通い始めました
こうして、自分の作品を振り返ってみると
わたしが教えた20人くらいの人は器用なひとたちばかりでした
こんなにへたなひとはいなかった、、
ちゃんと教わるというのはたいしたもので、褒められて木に登りながら
技術を覚えていきました
その技術を使ってわたしはひたすらグッズ創りに励みました
減らし目を教わりブローチ
減らし目とはぎ方を教わり、ICカードケース
裏地と金具のつけ方を教わり、コインケース
真ん中を空けるやりかたでティッシュケース
縁取りのやりかたを教わり、ブローチにしたり
すみちゃんお手製のブックカバーに縫い付け
縦と横のはぎ方を教わり、お手玉
空間の糸始末のやりかたを教わり、ポケットティッシュケース
さいころころころ
ビニールブックカバー
ふわふわチャーム
海外公演の「P」のふわふわチャーム
ぺらぺら縁取りチャーム
写真フレーム
コースター
グレイの市松模様は「ポツネン」のマークみたいなものなので多用してます
ビニルコースター
額装
NHKテレビで年に一度放送されていた「小林賢太郎TV」は
2020年の引退のため、10回で終わりました
シリーズ5のキャラクター「うそつきくん」バッグ
大物のバッグを創ってこれで小林賢太郎を創るのは終わりかと思っていたのですが、旧twitterに不定期連載をしている鼻兎の漫画にもうひとりの自分を登場させたのでそのキャラクターを創りました
小林賢太郎は、ラーメンズをホームにして
ソロをポツネン、演劇をKKP、カジャラ
その昔はバカリズムとやっていた「大喜利猿」など
幅広く動いていました
でもわたしが待っていたのは、ラーメンズ(本公演)だけ
2009年で「TOWER」の公演を終えてから、ついに本公演を果たさないまま
2020年に小林賢太郎は引退をしました
多くの人が小林賢太郎の名前を知ったのは、オリンピックの解任のときのニュースかもしれませんね
ひとことだけ伝えさせてもらえば、小林賢太郎というひとは悲惨な出来事をお笑いにする人ではありません、絶対に
絶対がこの世になくてもこれだけは絶対
そんな不条理から小林賢太郎がいなくなったオリンピックではありましたが、式典を見たらそこに小林賢太郎はちゃんといました
KKP(小林賢太郎プロデュース公演)の仲間の姿があったし、なによりも入場の時の漫画のフキダシや効果線を使ったプラカード、そして競技の紹介のピクトグラムはまさに小林賢太郎でした
引退して4年ちょっと
映画製作や舞台の脚本演出など、いまでも職業に名前をつけるのが難しいほど多方面で活躍をしているようです
引退直後に出した漫画
鼻兎さん、楽しく森のアトリエで暮らしているのだと思います
ラーメンズや小林賢太郎といってもピンとこないひとでも、
ラーメンズの笑いとぴったりだったこのCMが記憶にあるかたも多いのでは、と思い、URLを貼らせてもらって終わりにします
https://youtu.be/6kJxPPADKDA?si=PsNRz6qBsdIw0rWb